今回は長文で画像もなしなのでスルーしてもらっていいです。 スペースバトルシップヤマトの感想かくよ。 とはいっても、観に行ってからもう2週間も経ってしまったので 程よく気持ちが薄れて来た頃合なんだけど、 素直に面白いと感じれたので、その辺についてまとめてみる。
まず、ボクは今まで生きてきて不覚な事に まともにヤマトという作品を見てこなかったので、 このお正月から、旧作アニメの劇場作品 「ヤマト劇場版」「さらばヤマト 愛の戦士たち」 「ヤマトよ永遠に」「ヤマト完結編」の4本を干渉してました。 そんな風に、急ピッチで基礎知識を詰め込んでみたわけですが 当時の先輩アニメファンのみなさんが胸を焦がしてた、その気持ちは ボクなりに感じ取れたつもりです。 今となってはよくある展開やシチュエーションが多く見れたけれど、 それこそが、ヤマトという作品がその後の日本のアニメ等の文化に 大きな影響を残した証なんだな。とか、今更見たヤツなりの考察などしてみたり…
というわけで、急造ヤマトファンとなったボクが見た SPACE BATTLESHIP ヤマトの感想です。 まず、旧作と比較しての印象ですが 確かにヤマトでした! (…思い入れも浅いくせにすみません。 でも、根底に流れる空気とか… そう感じたんだ…て事でokにしておいて…!)
実際、ところどころ旧作でのシーンやシチュエーションの再現とか、 にわかファンのボクでも感動しちゃう場面が結構ありました。 特に、旧アニメでの声優さんが声の出演していた事とか。 (EDで、ささきいさお、緒方賢一、伊武雅刀、上田みゆきの名前が並んで流れた時は、ブルッと来た!) あと、ギバちゃんの真田さん演技は、何となく青野さんリスペクトっぽく感じたり…
そんな、旧作の再現が多かった反面、 新作としてのアレンジ要素も多く見られた訳ですが そのアレンジ具合も、すごく良い。と思いました。 特にガミラス周りの設定変更。 (以下、ちょっとネタバレになります) オリジナル版では、ガミラス星人は肌の色が青い人たちで、 地球より優れた科学力を持っているとはいえ、 生物としては地球人とよく似ている存在だったのですが、
今作でのガミラス星人は、見た目からして外骨格系のクリーチャー、 地球人との意思の疎通も、精神が人間に乗り移って喋ったりと 固体ごとの人格よりも、種族全体が一つの意識で繋がってるなんて存在。 そんな、人類とは全く異質の生物として登場しました。 ガミラスという名前も、地球人が便宜上呼んでいるだけだというのも 今この時代の作品としては、程よい説得力。 彼らが名乗った時の「え?今ナンつった? デスr…a…?」 なんてやりとりも良かった。 しかも伊武雅刀ボイスで語りかけて来たし…! そのあたりのアレンジが、ボクとしてはとても納得いく処理だと思いました。
今の時代で宇宙人を描くなら、こうだよなって。 そう、肌が青いくらいで地球人と対して変わらない宇宙人が実写で登場しても、 今の映像作品では絶対チープになってしまうから。 ですが、旧アニメでのガミラスがチープだと言っているわけでは無く むしろ、あの時代のアニメでは、あのガミラス星人だからこそ良かった。 同じような外見で、メンタル面でも近い存在同士の宇宙戦争だったからこそ、 あれほどに胸にせまる熱さがあったのだと思います。 もしアニメ版が、虫みたいなエイリアンと戦うような物語だったら きっと、相当に薄ら寒い作品になっていたでしょう… というわけで、ガミラスの設定に関しては 時代に則した形の、とても妥当なアレンジだったと思うわけです。 でも、 「あんなの今時の良くある設定にはめ込んだだけじゃん」 という考え方もあるかとは思いますが、 ボクは、ヤマトでこんな設定変更をした事を評価したい。 かなり大胆な決断だったと思うんですよ…
そんな感じで、SPACE BATTLESHIP ヤマトは リメイクという言葉に相応しい作品だったと思います。 新参ヤマトファンのボクでも、旧作を踏まえた上での 楽しみ方ができました。とても良かったよ!
まあボクはまだ、旧ヤマトのTVシリーズとか丸々と未見なので、 そちらもこれから見ていく楽しみがあるわけですが それが一通り終わったら、また改めてスペースバトルシップを見たいです。 きっとその時は、さらに宇宙戦艦ヤマトという作品を さらに楽しめるようになっているだろうな…
ボクとヤマトの戦いはまだこれからだ!
あと、アレンジといったらあれだ。 われらがアナライザーたんについて。 アナたん大活躍のあのシーンは、映像としては 純粋にカッコよくて、超燃える展開だった! …んだけれど… アレってやっぱり…
「ちょwww 8頭身www」
って、 コーラ吹くところだよなあ… |