ええとそういうわけで（ついったでつぶやいたわけで）映画「あしたのジョー」観てきました。一言で言うと、良かったです！
原作愛に溢れていました。
うーん、やはりリメイク作品の面白さを左右する一番のポイントは
原作への愛情、リスペクト精神だな。とあらためて思いました。
何がいいっていうと、ビジュアル面での再現性の高さね♪
段平のおっつぁんまさに超本物で吹いたし、
俺たちの力石も、紛れもなく力石本人だった。
本当にあの力石徹が三次元に現れたと信じ込める説得力と存在感！
伊勢谷友介さん素晴らしかったよ。
そしてそんな目で見ていると、最初は「微妙かな？」なんて感じていた
山下くんのジョーも、次第に良くはまっているように見えていったから不思議だよね。
山下くんがんばってたよな…体もしっかり引き締まってたし…
というわけで、見た目は納得の出来。
アクションシーンもなかなかキレがよかった。
でも、クロスカウンター炸裂のシーンが、軒並みフルCGで再現されていたのだけれど、
それがあまりにCGっぽさ丸出しな上、けっこうしつこく何回も繰り返していたので
ちょっと吹いちゃったw
その前段階であるノーガード戦法の絵面と相まってね…
（あれ、今この時代の実写映像で見せられると、かなりコミカルだよね…
むしろ、ジョー初見の世代には普通にギャグに見えただろうなあ… なんてことを思ったりもした）
ストーリー面も、堅実なクオリティ。
あしたのジョー最大のピークである力石戦までを上手くまとめきったと思う。
ただ、変更点として（ちょっとネタバレ含んでる感じ注意↓）
香里奈演じる白木のお嬢さんが、ドヤ街出身だった。て設定になっていた。
鑑賞直後は、あの変更は丸々いらねえだろう…なんて思ったけど
よく考えてみるとあれって、
"力石が少年院に入った原因"に説得力を持たせるための改変だったのかもしれないね。
お嬢さんのために傷害事件を起こしたってのは、納得いく理由だなって。
それと、もうちょとネタバレというほどでもないけどもうひとつ。
この映画では、ジョーVS力石の戦いがストーリーのクライマックスなんですが
戦いが終わってからエンディングまで、けっこうお話が続きます。
そのあたりも良い構成だと思った。
なにしろ、昔のアニメの劇場版だと
力石があんなことになって、その直後ジョーの慟哭で
スパッとエンドテロップ流れ出して終わりっていう、
ちょっと後味の悪い締めくくり方になっていたからね…
今回の、戦いの後の話を描写して
衝撃を少しずつ和らげてエンディングという流れは、とても懸命だと思ったし
そのおかげで、ほどよい余韻と感動を味わえました。
あしたのジョーよかったよ！
それから、観終わった後
後ろの席の女子高生たちが
「なにこれちょー泣けるじゃん〜」
「こんな話だなんて思わなかった〜」
などと話している声が聞こえて、ちょっと嬉しかった♪
この子たちも、あしたのジョーという作品の
一番いい所を感じ取ったんだなって。
それで、しばらくその会話に聞き耳たてていたんですが
彼女たちの結論はやっぱり
「山Pちょーかっこよかったー♥」
「力石さん（←役名）もかっこよかったー♡」
だったようです…
…うん、いいのよ、それで…
いまどきの女の子たちの純粋な感想が聞けて、
おじちゃんも嬉しかったよ…
世代を越えても、感動は共感できるってわかってよかったよ…
いい質問だね。それじゃ、今までの顔をまとめて見てみよう。
口が３のヤツ、一回しか出てないんだけど やっぱムカつくな…w